こんにちは、ミニマフローです。
これといった趣味があまりない方ですが、読書は好きです。
読むジャンルは偏りしかなく、主に実用書・ビジネス書ばかり。いわゆる「意識高い系」の本が好きです。読んだ後に、新たな知識が得られる感覚が好きというか。
要するに、勉強というものが好きなのです。学ぶために読んでいます。「意識高い」という単語は、いつの間に人を揶揄するニュアンスを含んでしまったのでしょうか。
実は小学生の頃から変わっていません。子供の頃から、物語やファンタジーよりも、ノンフィクションや伝記が好きでした。ハリーポッターやダレンシャンが流行っていた世代ですが、私は言葉に関して構造的に理解したり、川ってどうやってできるんだろうか、自分ってなんだろう、アイデンティティーとは一体、、、そんなことの方が楽しめる子供でした。
思えば、読書感想文コンクールで入賞した時もヘレンケラーの伝記を題材に書きました。学ぶことが喜びでした。
本の虫だった少女時代ですが、中学生になり、高校生になり、大学生になり、読書からすっかり遠ざかった時期もありました。音楽プレイヤーのiPod・携帯、そしてとどめのiPhoneが、読書に向けられていた私の余暇時間をすべて横取りしました。
そんな私が、読書の楽しさを再び思い出すことができたのは、本好きの夫の影響だと思います。
夫に勧められて読んだ「LIFESHIFT」が、学ぶことの楽しさと、学ばないことの危うさをはっきりと思い出させてくれました。
そこからというもの、コロナの外出自粛も後押しとなって、学びたいジャンルの本を次から次へ、片っ端から読み続けました。
投資・資産形成、整理整頓・ミニマリスト、健康・食事・栄養、自己啓発。
読書から得た学びをこれでもかというほど、生活に落とし込みました。相変わらず、ジャンルは全て「意識高い系」です。そうです、意識が高いのです私は。
そんな元来、意識の高い私ですが、実はこの7月の一か月はなんだか、すべての物事にやる気が起きず、鬱なのかと思うほど、気力のない生活を送っていました。
異常なほど、何事にもモチベが湧かず、それまで有意義に使っていた通勤時間や職場の休憩時間は、ただボーっと過ごしました。休日はほぼ眠って過ごしました。
おそらくですが、7/1から職場を新しい店舗へ異動したことが、自分にとって大きなストレスになっていたのかなと、魔の7月を乗り越えた今になって思います。ブログの更新も滞ってしまいました。
そんな私がどうやって復活したか。どうやって気力を取り戻したのか。
それが意外にも、しおりなんです。800円した、ちょっといいしおり。
美術館のショップで売られていたものです。ゴッホの「Roses and Sunflowers」という作品の絵柄になっており、その素敵な花柄といい、くすみピンクのタッセルといい、超絶私好みのデザインに心奪われました。
正直、しおりなんて、書店でタダでもらえるし、もっと言えば、ここまで読んだよということさえわかれば、付箋でもレシートでもティッシュペーパーだっていいわけです。
でも、私はこのしおりに、800円を出してもいいと思える価値を感じたのです。
そして実際、このしおりは私にまた読書をするきっかけをもたらしてくれました。
このしおりを使いたいから、なにか本を読まなきゃ、そう思って、
無気力人間が、本を手に取り、最初の1ページを読むところまで、導いてくれました。
そうやって本を読むうちに、心が整い、生活が整い、毎日にまた少しずつ活力が戻ってきました。
読書の力はすさまじいです。
なんにもやる気が出ない時、毎日の生活に嫌気がさした時、読書は計り知れない力を私たちに与えてくれます。
そして、本を手に取る、その一歩さえも踏み出せない時、お気に入りのしおりがきっかけになってくれるかもしれません。
本にしおりをはさむこと、それは未来の自分にバトンをつなぐ行為です。
800円のしおりのおかげで、私は元気を取り戻しました。
SPEECH BALLOONさんのしおりは、以下のページから購入可能です。
コメント